「 私はみっともないことはしないわ。どんなことが起こっても、
自分を失わないわ 」
だが、彼女はその決意にそぐわぬことをしつづけている自分に
気がついた。
〜 テネシー・ウィリアムズ 「ストーン夫人のローマの春 」 〜
第二十五章
〜 ニャンコ 〜
'' ニャンコ(ブス)'' は彼女が気に入っていた綽名(あだな)で、オリヴィエが愛情をこめて彼女を呼ぶときに使った。
ネコは彼女が大好きな動物であった。
ガートルードと休暇をすごしていたときも、ネコをいつもそばにおいてかわいがり、
永いあいだじっと見つめていることがあった。
ヴィヴィアンが発作を起こすとき、
指をまげ、目を異様に光らせ、気に入らぬことがあると、おそろしいうなり声をたてて、
誰もそばによせつけないのがネコに似ている、とガートルードは気づいた。
十一月五日、四十五歳の誕生日に、彼女は「天使たちの決闘」の舞台にもどった。
ローレン・バコールがろんどに来ていて、ヴィヴィアンが昼夜二回の舞台に出ているあいだ、
劇場に残って、ヴィヴィアンとすごした。
オリヴィエは、ヴィヴィアンがモーター・ショウで見て気に入ったロールスロイスを彼女に贈った。
三日後の夜、彼らはローレンのために豪華なパーティを開き、
ハミルトン・プレイスのマルロイ・ナイトクラブに百五十人の客が集まった。
オリヴィエはヴィヴィアンのかたわらに立って、微笑をたたえて客を迎え、
ヴィヴィアンはエレガントな空色のドレスを着て、信じられぬほど美しく見えた。
新聞に書き立てられていた噂をおさえようとしたのだった。
彼らは申し分のないホストで、男の客にはヴィヴィアンが赤いカーネーションを渡し、
女の客にはオリヴィエが小さな赤いバラの造花を渡した。
'' ヴィヴィアン・リー '' アン・エドワーズ著 / 清水俊二訳 より引用〜 
ヴィヴィアンはネコが好きだったのですね 😽
〜ノン・ゼネレーション/年代を超えて〜「いつまでも若く美しくそして健やかに」
♒️ ♒️ ♒️ ♒️ 2026年2月14日 〜


