ランキング参加中です!クリックのご協力をお願いします

2026年02月17日

「 成功と別れ 」

P1010934.JPG  '' Vivien  Leigh ''  の世界へ ー 

 ヴィヴィアン・リー 第三幕  (( 400 )))

      「 私はみっともないことはしないわ。どんなことが起こっても、
     自分を失わないわ 」

    だが、彼女はその決意にそぐわぬことをしつづけている自分に
     気がついた。

   〜   テネシー・ウィリアムズ 「ストーン夫人のローマの春 」 〜

第二十五章

〜 成功と別れ 〜


劇は七月九日、
オリヴィエが「芸人」で大成功をおさめたロイヤル・コート劇場で、初日をあけた。

「昨夜はミス・ヴィヴィアン・リーの夜であった」と、'' タイムズ '' の劇評は書いた。

「美しく、クールで、全篇を通じて見事な演技であった」

自分の力でかちとったすばらしい成功で、彼女は女優として、大いに自信を深めたにちがいなかった。

ラリーが見に来て、二人で腕を組んで劇場を出たが、
ヴィヴィアンは一人で家に帰り、ラリーは「コリオレーナス」のリハーサルが行われていたストラトフォードにもどった。


女が男と二十五年間一緒にいて、二人のあいだがうまくいっていないのがわからぬはずはない。

彼はいつも彼女の '' ハンサムで、すばらしい、愛する、ラリー '' であったし、
彼女は自分自身を愛するよりも深く彼を愛していた。
しかし、
彼女は青春を失ったのと同じように、確実に彼を失っていた。


過去を振り返るのはむだであった。
彼女が人生において何よりも望んでいたことは、ラリーがいまのままの彼女を愛してくれることだった。
病気のせいで彼女の気持は混乱し、自分がいままでよりはるかに子供のように感じられた。
もし彼が、好きな友だちをやさしく抱くようにしか彼女を抱けなかったとしても、それでさしつかえなかった。

彼女はそのような妥協も喜んでうけ入れたであろう。
彼女の追憶と彼女の青春、彼女の愛と彼女の野心をわかち合ったラリーにしか理解できないものがあったからである。


'' ヴィヴィアン・リー ''  アン・エドワーズ著  /  清水俊二訳 より引用 〜  


オリヴィエと出逢った❣️

…… 
彼はヴィヴィアンの清楚な美しさと無垢な魂と
やがて開花する才能の予感につよくとらえられていた。

ただ一度しかない人生の出会いを失うまいと
ふたりは互いに激しく求め合った。

……
自分の生きる道はこれしかない
愛もまた自分が選ぶものなのだ ____

その愛のひびきは
誇りと勇気を私によみがえらせてくれた

      Vivien Leigh story

        〜  vivi  note   〜  




〜ノン・ゼネレーション/年代を超えて〜「いつまでも若く美しくそして健やかに」

     ♒️ ♒️ ♒️  ♒️  2026年2月17日  〜      
posted by vivi at 08:43| Comment(0) | Vivien Leigh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月16日

「 グランドマザー 」

P1010934.JPG  '' V ivien  Leigh ''  の世界へ ー 

 ヴィヴィアン・リー 第三幕  (( 398 ))

      「 私はみっともないことはしないわ。どんなことが起こっても、
     自分を失わないわ 」

    だが、彼女はその決意にそぐわぬことをしつづけている自分に
     気がついた。

    〜 テネシー・ウィリアムズ 「ストーン夫人のローマの春 」 〜

第二十五章

〜 グランドマザー 〜


…… そのパーティの後、オリヴィエはヴィヴィアンとのえあいだにある距離をたもつことを心がけた。

十二月五日、スーザンが男の子____ネヴィル・リー・ファリントンを生んだ。

翌朝、新聞は '' スカーレット・オハラ 祖母になる '' という見出しをかかげた。

「すばらしいことですわ」と、ヴィヴィアンは新聞記者たちにいった。
「名づけ親には何回もなっていますけど、グランドマザーになるのは何よりもすばらしいですわ」
彼女は、幸福のせいで流したと思われる涙を拭去って、グラスをささげ、ゆっくり飲んだ。

その日、彼女はリーと昼食をともにして、としをとることをしきりに気にしていた。

そのころ、彼女がアルゼンチンの エヴァ・ペロンをえがいた芝居を演るという話があった。

「あのひとは運がいいのよ」と、ヴィヴィアンはため息をついた。
「三十二で死んだのよ。私はもう四十五だわ」

しかし、自分を憐れむといえ気持はヴィヴィアンにはなかった。
また、感情を抑えつけられることに堪えられなかった。

オリヴィエは1959年のほとんどをアメリカですごし、
ヴィヴィアンは親しい友だちと新しく仲間に加わった若い人々にとりかこまれて、ロンドン劇団の華やかな生活を楽しんだ。

奔放な行動が目につき、現在だけに生きているようであった。

ドレスが情熱の対象となり、贈物をすることが贅沢な道楽だった。

長文の手紙が大西洋を横切った。
彼女はつねにラリーを愛していた。
長距離電話が海を越えて取り交された。
オリヴィエの声は冷静で、おちついていて、
ヴィヴィアンの声はかんだかく、感情があふれていた。


'' ヴィヴィアン・リー ''  アン・エドワーズ著  /  清水俊二訳 より引用 〜  

ヴィヴィアンがグランドマザーになったなんて

我が家でのグランドマザーは今も生きています❣️
'' mini '' と呼んでいます 




〜ノン・ゼネレーション/年代を超えて〜「いつまでも若く美しくそして健やかに」

       ♒️ ♒️ ♒️   ♒️   2026年2月16

posted by vivi at 06:23| Comment(0) | Vivien Leigh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月15日

「 親しい友だち 」

P1010934.JPG  '' Vivien  Leigh ''  の世界へ ー 

 ヴィヴィアン・リー 第三幕  (( 398 ))

   「 私はみっともないことはしないわ。どんなことが起こっても、
      自分を失わないわ 」
   
     だが、彼女はその決意にそぐわぬことをしつづけている自分に
      気がついた。

   〜    テネシー・ウィリアムズ 「ストーン夫人のローマの春 」 〜

第二十五章

〜 親しい友だち 〜


ヴィヴィアンは大ぜいの昔からの親しい友だちにかこまれて晴れやかで、幸福そうだった。

ダグラス・フェアバクス夫妻、ビアトリス・リリー、ジャック・ホーキンス夫妻、
エムリン・ウィリアムズ、アレック・ギネス、
タークィン、ガートルード、バーニー・ブレイドンとバーバラ・ケリー、
リチャード・バートン、とシビル、ケネス・モア夫妻とその妻、
ダンカン・サンディス、ハーバート・ウィルコックスとアンナ・ニーグル。

その夜のヴィヴィアンは昔のままに美しく、いきいきとしていたが、ときどき、
ネコを思わせる微笑が消え、数メートル離れたところから物思わしげにラリーを見つめていた。

そのパーティの後、オリヴィエはヴィヴィアンとのあいだにある距離をたもつことを心がけた。


'' ヴィヴィアン・リー ''  アン・エドワーズ著  /  清水俊二訳 より引用 〜  

我が家にいる三匹のネコたち🐈‍⬛🐈🐈‍⬛
ヴィヴィアンに似ているようなネコはいないみたい(=^ェ^=)

どの子も単純です (=^x^=)




〜ノン・ゼネレーション/年代を超えて〜「いつまでも若く美しくそして健やかに」

     ♒️ ♒️   ♒️ ♒️   2026年2月15日   〜      
posted by vivi at 07:50| Comment(0) | Vivien Leigh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月14日

「 ネコのような 」

P1010934.JPG  '' Vivien  Leigh ''  の世界へ ー 

 ヴィヴィアン・リー 第三幕  (( 397 ))

     「 私はみっともないことはしないわ。どんなことが起こっても、
     自分を失わないわ 」

    だが、彼女はその決意にそぐわぬことをしつづけている自分に

     気がついた。

      〜 テネシー・ウィリアムズ 「ストーン夫人のローマの春 」 〜

第二十五章

〜 ニャンコ 〜


'' ニャンコ(ブス)'' は彼女が気に入っていた綽名(あだな)で、オリヴィエが愛情をこめて彼女を呼ぶときに使った。

ネコは彼女が大好きな動物であった。
ガートルードと休暇をすごしていたときも、ネコをいつもそばにおいてかわいがり、
永いあいだじっと見つめていることがあった。

ヴィヴィアンが発作を起こすとき、
指をまげ、目を異様に光らせ、気に入らぬことがあると、おそろしいうなり声をたてて、
誰もそばによせつけないのがネコに似ている、とガートルードは気づいた。

十一月五日、四十五歳の誕生日に、彼女は「天使たちの決闘」の舞台にもどった。

ローレン・バコールがろんどに来ていて、ヴィヴィアンが昼夜二回の舞台に出ているあいだ、
劇場に残って、ヴィヴィアンとすごした。

オリヴィエは、ヴィヴィアンがモーター・ショウで見て気に入ったロールスロイスを彼女に贈った。

三日後の夜、彼らはローレンのために豪華なパーティを開き、
ハミルトン・プレイスのマルロイ・ナイトクラブに百五十人の客が集まった。

オリヴィエはヴィヴィアンのかたわらに立って、微笑をたたえて客を迎え、
ヴィヴィアンはエレガントな空色のドレスを着て、信じられぬほど美しく見えた。

新聞に書き立てられていた噂をおさえようとしたのだった。
彼らは申し分のないホストで、男の客にはヴィヴィアンが赤いカーネーションを渡し、
女の客にはオリヴィエが小さな赤いバラの造花を渡した。


'' ヴィヴィアン・リー ''  アン・エドワーズ著  /  清水俊二訳 より引用〜  

ヴィヴィアンはネコが好きだったのですね 😽



〜ノン・ゼネレーション/年代を超えて〜「いつまでも若く美しくそして健やかに」

      ♒️ ♒️ ♒️ ♒️   2026年2月14日   〜    


posted by vivi at 08:09| Comment(0) | Vivien Leigh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月13日

「 真紅の衣装 」

P1010934.JPG  Vivien  Leigh ''  の世界へ ー 

 ヴィヴィアン・リー 第三幕  (( 396 ))

      「 私はみっともないことはしないわ。どんなことが起こっても、
     自分を失わないわ 」

    だが、彼女はその決意にそぐわぬことをしつづけている自分に
     気がついた。

     テネシー・ウィリアムズ 「ストーン夫人のローマの春 」

第二十五章

〜 クリスチャン・ディオール 〜


「天使たちの決闘」には夫婦が別々に生活することについてのせりふがいっぱいあって、
彼女にとっては特別の意味を持っていた。

「私がいうせりふがほんとうのことなので、おそろしくなることがあります」
と、ヴィヴィアンはいった。

「しかし、そんな気持が外にあらわれてはいけません。
私は演劇がそういうきびしい規律を持っているところが好きなのです」

劇は好評だった。
ヴィヴィアンは気性がはげしく、セックスもはげしく、神を信じないパオラを確信をもって演じ、
クレア・ブルームの ルシルを対照的に生気の感じられない女に見せた。

宝石をちりばめた クリスチャン・ディオールのあざやかな真紅の衣装がすばらしく、
それを着たヴィヴィアンは息がつまるほど美しかった。

しかし、夏に入ると、オリヴィエがいないことが原因で狂躁症状の気配があらわれ、
劇場を休んで、ヨーロッパ大陸にいるガートルードのもとに行って休養した。

オリヴィエはニューヨークからもどり、バート・ランカスター、カーク・ダグラスと
「悪魔の弟子」の撮影にとりかかる前に、ヴィヴィアンと数日すごした。

それは彼女が心の底から望んでいたことだったが、彼が着いた瞬間から衝動を抑えることができなくなった。

彼女は幸福に酔い、若返ったように感じ、狂わしいほどの愛情を示した。
しかし、夜になると、彼を責め始めた。
まだ異常ではなかったが、徴候はあらわれていた。

オリヴィエは四日目に立ち去った。


'' ヴィヴィアン・リー ''  アン・エドワーズ著  /  清水俊二訳 より引用 〜  

ディオールの衣装を着たのですね 





〜ノン・ゼネレーション/年代を超えて〜「いつまでも若く美しくそして健やかに」

      ♒️  ♒️  ♒️    2026年2月13日   〜    
posted by vivi at 06:27| Comment(0) | Vivien Leigh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする